1. 2020年度は新規⼊団が大きく減少した一方、中途退団は増えなかった
2019年度は2018年度に⽐べて新規⼊団スカウト数が増えましたが、2020年度は2,000名余り減少しました。一方、中途退団については幸い7,600名程度にとどまり、懸念されたコロナ禍の影響は杞憂に終わりました。
そのため、差し引きとしてのスカウト数の減少は、例年並みにとどっています。もし、昨年と同数の中途退団数があれば、3,800名余り減少するところでした。
とはいえ、スカウト数は年々コンスタントに2,000名減少しており、団も5%ずつ減っています。
2020年度の新規⼊団スカウト数の減少は、数年後の隊の構成に影響が出て来るものと思います。まもなく判明する2021年度の挽回に期待したいものです。日連が発⾏する「加盟登録状況表」の2⽉末の数字を⾒ると、新規⼊団スカウト数は昨年に⽐べ1,257名増となっておりもう一息です。
【注意点】全団調査で表⽰されるスカウト数・指導者数等は、前年度の加盟登録のデータです。また、「加盟登録状況表」とは誤差があります(集計の仕方に差がある)。
2018年度 | 2019年度 | 2020年度 | |
---|---|---|---|
①新規入団スカウト | 7,505 | 7,836 | 5,631 |
前年との差 | 331 | -2,205 | |
②中途退団スカウト | 9,370 | 9,502 | 7,558 |
前年との差 | 132 | -1,944 | |
スカウト数の増減(①-②) | -1,865 | -1,666 | -1,927 |
新規入団と中途退団の累積
下のふたつのグラフは、新規入団スカウトと中途退団スカウトの数を年齢別に集計したものを、累積したものです。時間変化を表すグラフではないことに注意が必要です。
新規入団はカブまででほぼ終了しますが、中途退団は右肩上がりに継続し、ベンチャーぐらいでカブまでの貯金を使ってしまい、その後はスカウト数の減少になります。
2019年度に比べ2020年度は、青の新規入団のグラフが2,000名強減りましたが、赤の中途退団も2,000名弱減ったため、青と赤の差し引き(減少数)は、例年並みになりました。