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3年間継続してきた全団調査には、約1,800団×3か年のデータが蓄積されており、各種データの統計は県連盟に提供しています。

ここでは全団調査2021での注目点として、統計データの中から、全国的に見えてくる傾向を紹介します。

目次

2020年度と2021年度の比較から

1. 2020年度は新規⼊団が大きく減少した一方、中途退団は増えなかった

2. カブ隊の退団理由のトップが「その他の活動優先」から「学業優先」に

3. 隊集会数がコロナ前に戻りつつある

4. 宿泊を伴う活動はコロナ禍で激減し、まだ戻っていない

5. 進級率は落ちているように⾒えるが、最終的には例年並みになりそう

6. 保護者会の回数がコロナ前に戻りつつある

7. 体験会の実施回数もコロナ前に戻りつつある

8. チラシ・ポスターなどの旧メディアの広報が増えている

9. インターネットによる広報が大幅に伸びている

10. 隊や団の運営に関しては、ほとんど変化していない

全団調査2021での特集項目

11. ワクワク自然体験あそびは新規⼊団に貢献しているが、その後の定着に不安

12. 地域の小学校との連携はほとんどなされていない

13. SDGsは、よく取り組まれているようだが、部門が上になるにしたがって取り組み度合いが減る

14. ローバー活動に専念しているスカウトは少なく、教育規程にしたがっていない隊が半数ある

全団調査が扱うデータの年度と意味

全団調査20202021では、項目により2年分を⼊⼒します。2020では2019年度の確定値2020年度の⼊⼒時点での暫定値2021では2020年度の確定値2021年度の暫定値です。

一方、全団調査2019の対象は2018年度のみでした。

2020年度のデータは20202021の両方にありますが、2020での2020年度の値は暫定値ですので、特に必要がなければ、2021での2020年度の確定値を⾒れば良いことになります。

以下では、これらのデータを⽰すために、次の表のように略記します。(オレンジ)の年号は暫定値であることを示します。

略記法全団調査入力値の対象年度確定/暫定
201920192018確定
2020(2019)20202019確定
2020(2020)20202020暫定
2021(2020)20212020確定
2021(2021)20212021暫定

2年分の⼊⼒がない項目については、2020, 2021 のように年号だけで略記します。

参考資料:2019年度「全団調査」報告書

公益財団法人 ボーイスカウト日本連盟