13. ボーイ:野営の状況
全団調査2022では特集項目として、ボーイについて(コロナ禍以前の通常期に実施していた)野営の方法を調査しました。結果は以下のとおりです。
野営場の選定方法は、公設野営場の利用が一番多かったです。
これ以外にその他の詳細として次のものが入力されていました。
他団・友好団の野営場 | 38件 |
日本連盟・県連盟・地区の野営場 | 33件 |
市や地域の野営場 | 26件 |
神社・寺・教会の敷地 | 24件 |
公園 | 16件 |
民営の野営場 | 6件 |
野営場への移動手段は、自家用車が多く、ついで公共交通機関で、近い場合徒歩や自転車で移動する隊も結構あるようです。
所要時間は、1時間未満というのが多く、近くに野営場が確保できているようですが、中には10時間を超えるという隊もありました。
備品は、団・隊のものを使っているようです。
工作資材は、多くは竹や木材を購入しているようで費用負担になっていると思いますが、現地で伐採調達できる恵まれた隊も結構あります。
班サイトの設置については、理想的に班ごとに十分距離を置けているのは3分の1、公設野営場の利用が多いためか、広場を切り分けるか、分けないというのが3分の2あります。そもそも1個班しかない隊も多く、サイトを分ける意味がないのかもしれません。さもなくばジャンボリーのイメージで野営をしているのでしょう。
炊事については、班ごとが圧倒的に多かったですが、当番が全班分を作るか、指導者が賄いをしているケースもあるようです。
都会では、全くの自然で、班サイトを個別に設けられるほど広い野営場が見つからない中、スカウトコースで学ぶような班の生活を楽しめる野営は難しくなっているようです。